厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、IT・情報通信業の平均年収は全産業平均を約100万円上回る水準を維持している。転職によって年収アップを狙えるIT業界において、「レバテックキャリアは本当に年収が上がるのか」という疑問を持つ30〜40代のエンジニアは少なくない。本記事では、2026年8月時点のデータと利用者の傾向をもとに、その実態を論理的に検証する。
レバテックキャリアの基本スペックを数字で確認する

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まず客観的なスペックを整理しておく。
- 保有求人数:約15,000件以上(2026年8月時点・非公開求人含む)
- 対応エリア:全国対応(首都圏・関西圏に強み、地方も対応可)
- 対象職種:ITエンジニア・Webデザイナー・PMなどIT・Web職種に特化
- 登録無料:完全無料(企業側から成功報酬を受け取るモデル)
- 運営会社:レバレジーズ株式会社(設立2005年・東証プライム上場グループ)
IT特化型エージェントとして約20年の運営実績を持ち、企業との直接契約によって非公開求人の比率が高い点が特徴だ。求人の質という観点では、大手総合エージェントとは異なるアプローチをとっている。
年収アップの実績データを冷静に読み解く
レバテックキャリアが公表している数値として「転職者の約7割が年収アップを実現」というデータがある。ただし、この数値をそのまま受け取るには注意が必要だ。
重要な背景として、IT・Web系エンジニアの転職市場そのものが構造的に年収上昇しやすい環境にある。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「IT人材白書2025年版」によると、DX推進の加速にともないITエンジニアの需給ギャップは拡大傾向にあり、求職者優位の市場が続いている。つまり「レバテックキャリアを使ったから年収が上がった」のではなく、「IT業界自体が年収アップしやすい構造にある」という前提を踏まえて評価すべきだ。
そのうえで、レバテックキャリアが担う役割として評価できるのは以下の点である。
- 企業との直接交渉による年収引き上げの実績(担当コンサルタントが給与交渉を代行)
- 非公開求人へのアクセス(一般公開されていないポジションに応募できる)
- IT業界に精通したコンサルタントによる市場価値の客観的な提示
より詳しい内容は「年収アップの実態は?レバテックキャリア利用者データで検証2026年版」をご覧ください。
年収アップしやすいプロフィールとしにくいプロフィールの違い
同サービスを利用しても年収が上がりやすい人と、そうでない人には明確な傾向が見られる。データ的に見ると、以下のような属性で差が生じている。
| 属性 | 年収アップの傾向 | 理由 |
|---|---|---|
| 実務経験3年以上のエンジニア | ○ 高い | 市場価値が明確で交渉しやすい |
| スペシャリティのあるスキル保有者(クラウド・AI等) | ◎ 非常に高い | 需給ギャップが大きいスキル領域 |
| 実務経験1年未満の未経験寄り | △ やや低い | レバテックキャリアは経験者向けに最適化 |
| マネジメント経験あり | ○ 高い | PM・リードポジションの求人が豊富 |
未経験・経験浅めの場合は、レバテックキャリアよりも未経験特化型サービスのほうが適切なマッチングを期待できる。
A8提携サービスとの比較で見る選択肢
レバテックキャリアに加えて、目的や状況に応じて以下のA8提携サービスを組み合わせることで、より精度の高い転職活動が期待できる。
- 社内SE転職ナビ:社内SEポジションへの転職に特化。安定した労働環境を求めるエンジニアに適している。
- IT求人ナビフリーランス:正社員だけでなくフリーランス案件も探したいエンジニアに対応。選択肢を広げながら年収水準を比較できる。
- TechGo:IT転職に強く、無料のキャリア面談で自身の市場価値を客観的に把握できる。
- ウズウズIT:未経験・経験が浅い段階からITエンジニアを目指す方に向けた特化型サポート。
年収アップを最大化するためには、複数のエージェントに登録して求人・条件を比較するアプローチが合理的だ。特に「社内SE転職ナビ」はポジションが明確で年収交渉がしやすく、IT求人ナビフリーランスは正社員とフリーランスの年収比較を同時に行える利点がある。
この点は「レバテックキャリアとマイナビITエージェント比較2026年版どちらを…」で詳しく取り上げています。
レバテックキャリアを使うべき人・使わないほうがよい人
以下の基準で判断すると、利用の適否が明確になる。
利用が適している人:
- 実務経験2年以上のITエンジニア・Webエンジニア
- 現職の年収が市場水準より低いと感じている
- 非公開求人にアクセスして選択肢を広げたい
- 年収交渉を代行してほしい
他サービスの活用を検討したほうがよい人:
- IT経験ゼロからエンジニア転職を目指したい(→ウズウズIT、ReWORKなど)
- フリーランス転向を前向きに検討中(→IT求人ナビフリーランス、フリーランスボードなど)
- キャリア方向性から整理したい(→キャリアコーチング系サービス)
結論:年収アップの可能性はあるが条件次第
レバテックキャリアは本当に年収が上がるのか、という問いに対する結論は「経験あるITエンジニアにとっては有効な手段の一つ」である。IT業界そのものの構造的優位性と、同サービスの非公開求人へのアクセス・交渉代行機能が組み合わさることで、年収アップの確度は高まる。ただしそれは「レバテックキャリアさえ使えばよい」ということではなく、自身のスキル・経験値と市場ニーズのマッチングが前提となる。
複数のサービスを比較しながら、自分の市場価値を客観的に把握することが、2026年における最も合理的な転職戦略と言えるだろう。
まとめ
レバテックキャリアは、ITエンジニアの転職における年収アップを支援する有力サービスだ。2026年の転職市場では社内SE転職ナビやIT求人ナビフリーランスとの組み合わせも有効な選択肢となる。

